環境省は26日、「脱炭素先行地域」の公募結果を公表した。共同提案を含め全国の102地方公共団体から79件の計画提案があり、道内からは石狩市、十勝管内上士幌町と鹿追町の計画が選ばれた。全国では26件。北海道3件は兵庫県に並び全国最多。
石狩市のテーマは「再エネの地産地活・脱炭素で地域をリデザイン」。石狩湾新港エリアで太陽光発電設備の導入と地域内の木質バイオマス発電設備を活用した特定送配電事業により、地域に集積が見込まれるデータセンター群と周辺施設に再エネ電力を供給する。市中心の公共施設群にマイクログリッドの構築等を行い二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロと防災機能の実現に向け取り組む。
このほか上士幌町は「未来へつなぐ持続可能なまちづくり―ゼロカーボン上士幌の実現とスマートタウン構築を目指して―」がテーマ。家畜ふん尿処理の過程で発生するメタンガスを利用したバイオガス発電、町有地や公共施設を活用した大規模太陽光発電などの再エネ供給により、町全域の民生電力の脱炭素化を図る。全公式車両の電気自動車(EV)化などで運輸部門の脱炭素化を図る。
鹿追町は「多様なエネルギーの循環とレジリエンス強化、環境価値の向上による地方創生の向上による地方創生モデル『MIRAICOUNTRY』の提唱」。四つのエリアで太陽光やバイオガスプラント等の設備導入を集中して行い、公共施設群に地域新電力を介して再エネ由来電気を供給する。
環境省北海道地方環境事務所の櫻井洋一所長は夏に第2回を募る予定を示し、「選定されなかった自治体には足りない部分を伝え、時間が足りず応募できなかった自治体をフォローアップしたい。2回目からは企業との共同提案など選定の実現性を高める手段を自治体に提案したい」と語った。
















