弁天に水素製造装置導入へ 今夏着工 23年運用目指す 北電

弁天に水素製造装置導入へ 今夏着工 23年運用目指す 北電

 北海道電力(札幌)は28日、苫小牧市弁天で水電解による水素製造装置を導入すると発表した。再生可能エネルギーのさらなる導入、2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの実質排出ゼロ)達成に向けた取り組みで、8月の着工、23年3月の運用開始を目指す。

 経済産業省の「再生可能エネルギー導入加速化に向けた系統用蓄電池等導入支援事業」に採択された。事業費は非公表。装置は1メガワット級、水素の発生量は1時間当たり200N(ニュートン)立方メートル。利用拡大などについては、北電など民間企業が水素社会・脱炭素社会の実現を目指し昨年7月に設立した「北海道水素事業プラットフォーム」で検討する。

 導入場所は苫東厚真発電所(厚真町)周辺。北電は、25年4月の営業運転開始を目指すエクイスグループ(シンガポール)の「苫東バイオマス発電所」事業への参画を表明するなど、苫小牧で再生可能エネルギー導入拡大を加速させており、「水素の製造、利活用は、さまざまな用途が見込める脱炭素のキーテクノロジー。火力発電への利用により電源の脱炭素化を進めることができ、各種産業部門への導入が期待される」としている。

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