夫婦犠牲にぼうぜん 兵庫の知人「まだ信じられない」

夫婦犠牲にぼうぜん 兵庫の知人「まだ信じられない」

 夫婦犠牲にぼうぜん 兵庫の知人「まだ信じられない」
 知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が遭難した事故で、兵庫県小野市の竹川好信さん(66)と妻の生子さん(62)の死亡が新たに確認された。好信さんが25年通った理容店の店主、西山武志さん(52)が29日、取材に応じ、「まさか事故に巻き込まれているとは。いまだに信じられない」とぼうぜんとした様子で語った。

 西山さんによると、好信さんは地元の素材メーカーを定年まで勤めた後、長男が始めた養蜂農家を手伝っていた。理容店を訪れた際は、生き生きと養蜂の仕事について語り、話が盛り上がった。西山さんは「養蜂歴は長くないが、一番仕事が面白くなってきたところだと思う」と残念がった。

 散髪中、仕事の愚痴などは一切言わず、若い理容師とも分け隔てなく接してくれた。「優しさがにじみ出るような人だった」と振り返る。明るい印象の生子さんとの仲も円満で、「絵に描いたような夫婦だった」と語り、突然の悲報に表情を曇らせた。

 子ども同士の地域活動を通じて生子さんを知っていたという近所の女性は、「まさかこんな近くに(観光船に)乗っていた人がいたとは」と驚いた様子だった。

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