連休満喫 にぎわい戻った行楽地 キャンプに体験やグルメも

キャンプを楽しむ人たち=オートリゾート苫小牧アルテン

 折り返しを迎えたゴールデンウイーク(GW)。新型コロナウイルスに伴う行動制限がない3年ぶりの大型連休で、前半最後の3日、苫小牧市や近郊の観光地は昨年を大きく上回る人出でにぎわいを見せた。

 苫小牧市樽前のオートリゾート苫小牧アルテンによると、4月29日~5月2日のキャンプサイトの利用客は計2272人に達し、前年同期比251人増。6割は札幌市からの利用という。4日の予約もほぼ埋まり、700人超になる見通し。

 親戚や家族ら7人で3日から2泊3日のキャンプに来た様似町の坂本一将君(7)は「遊ぶところがたくさんあるから、好きな場所」と笑顔を見せ、姉の菜乃花さん(10)は「昨年のGWも来て、とても楽しい思い出。今年も来られてよかった」と喜んだ。

 宮田哲也社長は「天候が余り崩れず、キャンセルもほぼなかった。キャンパーのおかげで、コロナ下で厳しかった(リゾート内の)温泉施設の利用も好調」と話した。

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 安平町追分柏が丘の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」も、4月29日~5月2日の来場者が前年同期より2000人以上増えた。8日まで開催中の「開業3周年まつり」では、豚肉しゅうまい、ジンギスカン、ラーメンなどが味わえる飲食ブースが人気。出店数も昨年より増えた。運営するあびら観光協会の担当者は「曜日の並びもよく、コロナ前のようなにぎわいが戻ってきた」と話す。

 シンボルの蒸気機関車(SL)「D51―320号機」の前で苫小牧市の林楓夏さん(14)は「SLを見たいと思って初めて来た。格好いい。また来たい」と声を弾ませた。夕張市から訪れた男性(30)も「鉄道の歴史なども知ることができて面白い」と話した。

 5、8両日は天候を見てD51の屋外展示やミニSLの乗車体験を予定している。8日は特急用ディーゼル気動車「キハ183系」の車内も公開する。

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 白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)も3日、多くの家族連れや修学旅行生らでにぎわった。アイヌの伝統楽器トンコリ(五弦琴)やムックリ(口琴)に触れる体験プログラムを初めて実施。8日まで、GW限定の特別メニューで調理体験や弓矢体験なども企画している。

 両親と家族計6人で訪れた札幌市の会社員(50)は「先住民族であるアイヌの文化を学ぼうと思って来た。実際に触れることができるのは面白い。さらに興味が増した」と話した。

 運営するアイヌ民族文化財団によると、4月の入場者数は速報値で前年同月比1・7倍に上ったという。広報担当者は「弓矢体験のように体を動かしたり、楽器に触れたり、幅広いニーズに応じたプログラムを準備したことが奏功したのでは」とみる。

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