修学旅行今月ピーク 市内中学校 スケジュール通り実施へ

修学旅行今月ピーク
市内中学校 スケジュール通り実施へ
ファームステイ受け入れ家族への自己紹介シートを作る生徒たち=苫小牧緑陵中

 苫小牧市内の16中学校のうち14校が今月、3年生の修学旅行を予定している。行き先はいずれも東北地方。昨年度は新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言などを受け、3校が出発直前の延期を余儀なくされ、1校は実施を見送ったが、今年度は全校が感染対策を徹底させた上、当初のスケジュール通りに行う見通しだ。

 市教育委員会は今年度の修学旅行について、行き先は道内や東北地方を中心に検討し、旅行業者などと連携して感染状況に迅速に対応するよう各校に要請。啓北中山なみ分校を除く15校が青森、岩手、宮城など東北各県を選択し、2泊3日で行う。勇払中は一足早く4月20~22日に実施した。

 開成中(細部善友校長)は11~13日に43人で宮城、岩手両県を訪問。松島町の瑞巌寺や平泉町の中尊寺金色堂などの名所を観光するほか、自主研修で仙台市に宿泊したり、震災学習として気仙沼市など被災地沿岸を視察したりする。

 感染症対策で昨年は見合わせた、ホテルでの学年レクリエーションも実施予定。従来は1時間程度だったが、約20分間に短縮し、3年生全員でクイズやビンゴ大会を楽しみ、思い出を共有したい考えだ。

 バスの座席は2席に1人とし、泊まる部屋の人数も定員より少なめに設定。起床後や就寝前など1日数回の検温を行う。道外旅行は初めてという分里心音(ここね)さん(14)は「感染者が出ないよう皆で気を付けている。計画通りに自主研修や見学を楽しめればうれしい」と話す。

 昨年は2度の延期を経て10月に修学旅行を実施した緑陵中(菅林秀樹校長)は、10~12日に約80人で青森と岩手を回る。キャリア教育の一環で、青森ではファームステイ(農業体験)を計画。3年のクラス担任下村朋矢教諭(46)は「昨年と同様、農家に1泊し、野菜の収穫や料理の手伝いなどを体験する。旅行先でも手洗いや消毒、マスク着用を徹底するよう指導している」と述べた。

 源津羽菜(はな)さん(14)は「農家の手伝いが楽しみ」と目を輝かせ、「予定通りの日程で行けるよう願っている」と語った。

 市教委によると、コロナ前の修学旅行の行き先は東北と関東がほぼ半々だったが、道教委の要請でコロナ禍の2020年度は道内1泊2日、21年度は道内または東北で2泊3日とされ、同年度もほとんどの学校が東北を選んだ。

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