トヨタ北海道 6人が創意工夫功労者賞受賞 アイデアで業務改善

トヨタ北海道 6人が創意工夫功労者賞受賞 アイデアで業務改善
創意工夫功労賞を受賞したトヨタ北海道の6人と岩倉市長(中央)

 2022年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で、苫小牧市勇払の自動車部品製造・トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)の社員6人が創意工夫功労者賞を受賞した。6人はそれぞれの職場で優れたアイデア力を発揮し、トヨタ式の業務改善「カイゼン」に成果を挙げた。受賞者らは「自分の力で職場を良くすることができ、賞まで頂けてうれしい」と喜んだ。

 6人は斉藤あさひさん(25)、足立大輔さん(38)、●【99cb】石和哉さん(27)、野口勇樹さん(25)、小田亮太さん(32)、服部純平さん(31)。所属や担当は製造、物流、設備などさまざまだが、いずれも上司、同僚と共に生産性や作業効率の向上、負担の軽減などに取り組んだ。

 このうち斉藤さんは「油を捨てる作業が重くて大変」という女性の視点を生かし、廃油の回収と再利用方法を検討。これまでコンベアの下にたまった油を週1回、手作業で清掃し捨てていたが、ワイパーのような回収装置を製作し、さらに廃油をフィルターでこして再利用を図った。「大変なことも多かったが、取り組んで良かった」と振り返る。

 小田さんは、製品搬送ロボットのモーターが動作する基準点「原点」の設定作業を簡易化した。モーターや減速機を交換するたびに原点を目視で合わせる1日がかりの作業を、ロボットごとに原点を合わせる専用の治具を作ることで、作業時間がわずか30分ほどと劇的に短縮。小田さんは「いろんな現場で使える」と胸を張る。

 苫小牧市長推薦で受賞した6人への表彰伝達式は4月28日に市役所で行われ、岩倉博文市長は「今年度は道内9人が受賞し、うち6人が苫小牧。ものづくりのまちとして光栄。受賞を機にさらなる改善に取り組んで」とエールを送った。

 市長推薦による受賞者は1979年度からの累計で79人となった。

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