第17回全国高校選抜アイスホッケー大会(8月2~7日)の第1回苫小牧市実行委員会が10日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で開かれた。昨年の同大会では、新型コロナウイルスの陽性者が150人と大規模クラスター(感染者集団)が発生しており、再発防止に向けた基本方針や大会要項を確認した。今大会は検査強化を徹底。試合も選手同士の接触リスク軽減のため、従来のトーナメント戦から予選リーグ形式に切り替える。
「氷上の甲子園」とされる大会は2日に監督会議、競技は3日にスタート。予選リーグは出場28チームを3、4チームずつ8ブロックに分けて白鳥王子アイスアリーナを含む3会場(新ときわスケートセンター、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ)で行い、予選リーグでチームを少数に固定させることで選手同士の接触リスク軽減を図る。
各リーグの1位が決勝トーナメント(8チーム)に進出。6日に準々決勝と準決勝、7日に3位決定戦と決勝戦を行う。
また、出場チームは「チーム感染防止対策担当者」を1人配置し、実行委員会と連携を図る。今回は事前のPCR検査のほか、大会期間中は抗原検査を毎日行う。
実行委員会会長の岩倉博文市長は「この大会を成功させることで、日本のアイスホッケー界全体を盛り上げられる」とあいさつした。













