14、15日 伊藤千代子の生涯描く映画 上映準備大詰め

14、15日 伊藤千代子の生涯描く映画 上映準備大詰め
上映準備を進める実行委メンバー

 約100年前の日本で、権力にあらがい反戦平和を訴え続けた社会活動家・伊藤千代子の生涯を描いた映画「わが青春つきるとも―伊藤千代子の生涯」(監督・桂壮三郎、原作・藤田廣登著「増補新版・時代の証言者伊藤千代子」)が14、15の両日、苫小牧市文化交流センターで上映される。上映会を企画する苫小牧地区実行委員会(入谷寿一実行委員長)の準備も、大詰めを迎えている。

 千代子は1905年、長野県で出生。社会の矛盾に異を唱え共産党に入党するも28年、治安維持法違反の容疑で逮捕された。東京都内の刑務所で厳しい拷問を受けながらも転向を拒み、志を貫いたが、急性肺炎のため24歳で死去した。

 同作は獄中のリーダーとして仲間を励まし続け、命を賭して戦争や貧困、不平等のない社会の実現を訴えた千代子の生き様を描いた劇映画。新人俳優の井上百合子さんをはじめ、竹下景子さんや石丸謙二郎さんなど実力派俳優が出演する。

 今年3月に完成し、4月以降、全国で上映会が展開されている。苫小牧でも制作費集めや撮影に協力してきた実行委が、PR活動やチケット販売などの準備を進めてきた。10日は中央図書館で上映会前最後の会合を開き、当日の役割分担などを確認。観客に配布する資料やアンケート用紙などの折り込み作業も行った。

 メンバーの1人は「世界で戦争の危機が高まっている今、見てほしい映画」と力を込めた。

 上映開始時刻は14日は午後2時、同6時。15日は午前10時、午後2時。チケット料金は一般1200円(前売り1000円)、高・大学生500円。中学生以下無料。

 チケット購入など問い合わせは苫小牧実行委の竹田孝夫さん 携帯電話080(5728)5175。

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