消火器での放水を体験 厚南中で全校避難訓練 厚真

消火器での放水を体験 厚南中で全校避難訓練 厚真
消火器を使って放水に挑戦する生徒

 厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は11日、火災を想定した全校避難訓練を行った。生徒35人と教職員が非常時の動きなどをシミュレーションし、いざという時ための備えについて学んだ。

 火災を知らせる校内放送が流れると、生徒たちは身の安全を確認しながら、教員の指示に従って屋外へ避難。各教室から避難場所までかかった時間は2分ほどとスムーズだった。

 石崎校長は「私語もなく、整然とした行動ができていた。落ち着いて行動することを日ごろから頭に入れておいて」と講評。胆振東部消防組合消防署厚真支署の柳田辰男主幹は「災害は忘れた頃にやって来る。今後は自分自身だけではなく、身近な人の手助けもできるように訓練して」と呼び掛けた。

 この後、代表生徒が消火器を使って放水する作業を体験。3年生の三原埜々花さん(14)は「今回は火ではなく、的だったからできたが、本番では難しいと思う」と振り返り、「火の根元を狙った方がいいということが分かった。本当に火事になった時のいい勉強になった」と話していた。

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