環境保全に一役 企業、団体が町内一斉清掃

湿原周辺のごみを拾う白老LCの会員 =町社台、ヨコスト湿原

 白老町の企業や団体は12日、一斉ごみ拾いを町内で行った。全町的に清掃活動を展開する「春のクリーンしらおい」(4月11日~5月16日)の一環。参加者は各地域の沿道や草むらなどに落ちているごみを丁寧に拾い集めた。

 白老町立地企業連絡会は、石山工業団地地区と特別工業地区で取り組んだ。両地区に立地する32事業所の従業員約90人が、生活道路の公園通りを中心にポイ捨てされた空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻などを手作業で回収した。このうちサラダや和総菜を生産するダイエットクック白老(村田隆社長)では、約10人が会社周辺の沿道や空き地でごみ拾いをした。

 町によると、両地区で約1時間に可燃ごみ90キロ、不燃ごみ70キロの計160キロが集まった。

 白老ライオンズクラブ(LC)は、同クラブのSDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)推進事業の一環として初めて、町社台のヨコスト湿原で活動した。会員12人が霧の中、湿原周辺の海岸に捨てられた紙ごみや草むらのプラスチック破片を拾い集めた。

 約2時間で集めた可燃、不燃ごみは、40リットルの袋で10袋分になった。活動を取りまとめた同LCの寺内康雄さん(58)は「活動を環境保全や地域貢献につなげたい」と話していた。

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