駒大苫小牧高校(金野彰校長)は10日、体育館で「命の大切さを学ぶ教室」を開いた。2年生278人が北海道交通事故被害者の会代表の前田敏章さん(72)の講演「命とクルマ~遺(のこ)された親からのメッセージ」を聞き、交通安全意識を高めた。
前田さんは1995年10月、当時高校2年生だった長女の千尋さんを交通事故で失った。講演では、愛する娘が前方不注視の車にはねられて命を落としたことを説明し、「交通事故という言葉は使いたくない。交通犯罪だ」と無念の思いを語った。
「子どもを亡くした親は過去も未来も失う」と強調。交通事故撲滅に向けて「車は速く走るものではなく、ゆっくりでも雨風をしのぎ、荷物を積める便利なものと認識を変えなければならない」と訴え、「絶対に加害者にならないで」と呼び掛けた。
校友会副会長の渡辺桜葉さん(16)は「遺族の講演を初めて聞き、交通事故の恐ろしさを身近に感じることができた。通学で自転車を使っているので交通ルールを守りたい」と話した。
















