日ハム 伊藤、千賀に投げ勝つ 攻めの姿勢戻る

日ハム 伊藤、千賀に投げ勝つ 攻めの姿勢戻る
4回、ソフトバンク・中村晃を三振に仕留めた日本ハム先発の伊藤=13日、札幌ドーム

 持ち味の攻めの姿勢が戻った。日本ハムのプロ2年目、伊藤が今季初完封で4勝目。「打ってみろ、くらいの全力投球でいった」。一回から150キロを超える速球などをストライクゾーンに集め、テンポ良くアウトを重ねた。

 試合前までチームトップタイの勝利数だったが、内容に満足できていなかった。ピンチを背負って制球を乱す場面も目立ち、前回の楽天戦では六回途中6失点で、4四球を与えて黒星。打者へ向かっていく1年目の「がむしゃらさ」を失っていたと感じ、「去年の自分の方が好きだった」と思い返したという。

 原点回帰で臨んだ一戦。1―0の九回。1死から柳田にフェンス直撃の二塁打を浴びたが、続くグラシアルは149キロの力強い直球で見逃し三振に。最後のアウトを奪うと、グラブをたたいてほえた。

 エースとなる期待が高い24歳。日本を代表するソフトバンク千賀との投手戦で投げ勝ち、自分の良さを思い出す試合にもなった。「ずっと自分との戦いが続いていた。打破できてよかった」。一皮むけた実感をかみしめるように話した。

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