とまチョップ水21年度販売6万1104本 3年連続前年割れ コロナ禍の影響続く

とまチョップ水21年度販売6万1104本 3年連続前年割れ コロナ禍の影響続く
市役所にあるとまチョップ水直販カウンター。今年度は販売増を見込む

 苫小牧市は、水道水を詰めた500ミリリットルペットボトル「とまチョップ水」の2021年度販売実績(無償配布含む)をまとめた。本数は前年度比3168本減の6万1104本で、19年度から3年連続で前年を下回った。落ち込みについて市は、新型コロナウイルス感染拡大の影響とみている。

 市上下水道部によると、21年度はコロナ感染拡大で国の緊急事態宣言が複数回発令され、販売場所の公共施設が休館になったり、人の動きが鈍くなったりしたことが、販売に影響したという。特に9月は、20年度が6624本と年間を通じて最も売れたのに対し、21年度は緊急事態宣言中だったことから半分以下の2616本に落ち込んだ。

 とまチョップ水は、水道水から塩素を取り除いてペットボトルに詰めた商品。価格は1本100円。15年6月に販売を始め、18年1月から東京の北海道どさんこプラザ有楽町店で定番商品化した。19年度には国際的な評価機関モンドセレクションで金賞も受賞した。

 販売実績は、15年度3万4000本(販売場所4カ所)、16年度5万8000本(32カ所)、17年度7万本(37カ所)と増え続け、18年度は9万2000本(54カ所)と過去最高を記録した。しかし、コロナ流行が年度末ごろから始まった19年度は8万8000本(65カ所)と減少に転じ、感染流行が本格化した20年度は6万4272本(66カ所)と前年度比で約2万4000本減(27%減)と大幅にダウン。21年度はさらに減る結果となった。

 苫小牧の水道水は、1985年に厚生省(現・厚生労働省)のおいしい水研究会による全国水質調査(人口10万人以上の198都市対象)で「おいしい水」に選ばれた。取水河川の一つである幌内川上流は、過去に環境省の公共用水域水質測定で最高ランクの水質と評価されたこともある。

 市は、コロナ禍にあっても人の動きが活発化しつつある状況を踏まえ、22年度の販売目標(無償配布含む)を前年度比約1万4000本増の7万5000本と設定した。上下水道部総務経営課は「今年度の販売本数は少しずつ回復するのではないか」と期待を込めて話した。

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