昭和40~50年代に流行し、客が合唱するスタイルで交流する歌声喫茶。白老町大町の喫茶店「休養林」では、2010年の春ごろから月1~2回ペースで開催し続け、コロナ禍に見舞われた今も昔を知る高齢者を中心に静かな交流の場となっている。
同店の歌声喫茶は毎月第2、4土曜日の午後1時から開かれている。コロナ禍前は20人以上集まるなど町民の憩いの場として定着してきたが、コロナ禍以降は中止を余儀なくされたり、3人ほどしか集まらなかったりすることがあった。
14日は町民8人が集まり、消毒やマスクなど感染対策を講じた上で、町石山のギター講師、市橋徹郎さん(70)らの演奏で、マスクをしながら「もみじ」や「ローレライ」などの童謡、懐かしいメロディー計20曲を歌った。
互いの安否確認や心身の健康づくりの場にもなっており、同店の相吉京子さん(81)は「みんなの元気な顔を見ながら近況報告する時間があるのもうれしい」と笑顔。常連客の佐々木礼子さん(78)=町緑丘=は「気心が知れた仲間と声を合わせて歌うのは健康にいい。定期的に参加して元気を取り戻しています」と話していた。
参加費は500円(ワンドリンク付き)。次回は28日午後1時から予定している。

















