むかわ町観光協会は、町松風の空き店舗を改修してオープンした「チャレンジショップ」内のフリースペースを使って、さまざまな取り組みを展開している。今月上旬のゴールデンウイーク期間中はこども食堂、14、15両日は音楽イベントを試行的に開催。中心街のにぎわいが創出される活用方法を積極的に模索している。
チャレンジショップは、胆振東部地震で被災した鵡川地区市街地の空き店舗をリノベーションして4月下旬にオープン。一角に同協会の独自ブランド「MUKAWAENERGY(ムカワエナジー)」のオリジナルグッズのTシャツやパーカーをはじめ、町内外の商品をそろえたショップを開く。
その一方、キッチンやフリースペースでは、事業者が1週間ごとに替わる週替わりレストランなどを行ってきた。今月4~8日はこども食堂がブースを構え、主婦や家族連れを中心に人が出入りした。14、15両日は地元の音楽愛好家が弾き語りイベントを開き、ギター、ピアノによるオリジナルやカバー曲を披露。ゆったりとした空間で癒やしのひとときを届けた。利用者から好評で、「ここを拠点にいろんなことができたり、販売したい物が売れたりしたら」と相乗効果を期待する声があった。
6月には町外から出張カレーの出店も予定し、同協会の荒舘康治事務局長は「(チャレンジショップの前を)通り掛かった人が『何かやっているな』と関心を持つようなことができれば。いろんなことを試しながら、使い方を模索していきたい」と話している。

















