元小学校の校長で苫小牧市川沿町に住む中泉盛行さん(72)が、リヤカーを引っ張りながら各地を巡る旅に挑んでいる。立ち寄った先々でギターを奏でて自作の歌を披露する活動も。3月には妻貞子さん(68)と共に徒歩で各地を訪ねる旅を終えており、「今回もいろんな人との出会いが楽しみ」と張り切る。
旅は4月上旬に始めた。寝泊まり用のテント道具やギターなどを詰め込んだリヤカーを引っ張り、道内各所を巡っている。今月9日には出発地の苫小牧市にいったん戻り、とまこまい海の駅ほっき館(市汐見町)前でオリジナル曲の弾き語りを披露した。
歩くルートは気が向くまま。17日は北広島市に滞在した。本州方面にも足を延ばしたい考えだ。
中泉さんは新ひだか町出身。北海道教育大学函館校を卒業後、小学校教員になり、苫小牧東小や錦岡小などでも教壇に立った。「自分自身をより成長させる機会がほしい」と、2007年3月、浦河町野深小の校長だった57歳のときに早期退職。イベントなどを企画・運営する「さくらぎ笑楽好(しょうがっこう)」を苫小牧市内で主宰した。
たくさんの人に会ってみたいと、11年6月、夫婦で北海道の沿岸(延長2300キロ)を歩く旅を開始した。毎年約300キロのコースを決め、20日ほどかけて歩く断続的な旅を繰り返し、18年11月に道内一周を達成した。19年5月からは道外へ。本州や九州、四国を歩いて巡り、3月に夫婦の徒歩旅行を終えた。中泉さんは「奇跡のような景色、人との素晴らしい出会いを経験した」と振り返る。
70歳過ぎても冒険心を失わない。今回は一人旅。「どんな人に会えるだろうか。前回の旅で知り合った人とも再会したい」と胸をわくわくさせながら、きょうもリヤカーと一緒に歩き続けている。
















