山西(苫工)、秋元(苫南)が単複で全道切符獲得―高体連室蘭支部テニス選手権

男子シングルスでベスト8入りした苫工の山西=19日、市緑ケ丘公園庭球場

 第47回高体連室蘭支部テニス選手権大会は19日までに、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場でダブルス、シングルスの決勝が行われた。男子は苫小牧工業の山西星空(3年)、女子は苫小牧南の秋元咲花(同)がシングルスとダブルスで全道大会出場を決めた。
 男子ダブルスの苫小牧勢は、苫工の佐藤柊太・山西星空(3年)が4位で全道大会の出場権を獲得。山西は男子シングルスでもベスト8に入り、2部門での全道出場を決めた。
 女子ダブルスは苫南の秋元咲花・澤田有里(3年)が4位、橘瑞姫・田中里奈(同)が5位、伊藤麻寿美(2年)・秋保空璃(3年)が6位になり、3組が全道大会への切符を勝ち取った。秋元は女子シングルスの5位決定戦で海星学院の松田侑来(2年)を7―6で下し、全道大会へ出場できる最後の1枠をもぎ取った。
 上位結果は次の通り。
 【男子】
 シングルス
 ▽決勝 鈴木央祐(海星)6―1池田蓮(同)
 ▽3位決定戦 松田空(海星)7―6舟山佳太(同)
 ▽準決勝 鈴木6―4松田、池田6―2舟山
 ダブルス
 ▽決勝 松田空・池田蓮(海星)6―4鈴木央祐・舟山佳太(同)
 ▽3位決定戦 長部啓・村上蓮(海星)6―1佐藤柊太・山西星空(苫工)
 ▽準決勝 松田・池田6―0佐藤・山西、鈴木・舟山6―4長部・村上
 【女子】
 シングルス
 ▽決勝 佐々木遥菜(海星)6―1松見彩音(同)
 ▽3位決定戦 東佳凛(海星)6―2服部琉杏(大谷室蘭)
 ▽準決勝 佐々木6―3服部、松見7―5東
 ダブルス
 ▽決勝 東佳凛・佐々木遥菜(海星)6―0松見彩音・松田侑来(同)
 ▽3位決定戦 服部琉杏・岩泉真子(大谷室蘭)6―0秋元咲花・澤田有里(苫南)
 ▽準決勝 東・佐々木6―1秋元・澤田、松見・松田6―0服部・岩泉

―「最後まで諦めない」秋元、最後の1枠つかむ
 苫南の秋元(3年)は服部琉(大谷室3年)をライバルとして対抗心を燃やしていた。4月の高校春季大会では決勝で対戦、準優勝で涙をのんだ。弱点のバックハンドを狙われたことから「高体連でリベンジしたい」と練習を重ねた。
 今大会では準々決勝で対戦。勝つと全道大会出場が決まる試合、序盤から鋭いストロークでコートの隅を突き、1ゲームを先取。しかし、サーブミスからリズムを崩すと2ゲームを連取され、3―6とあと一歩及ばなかった。
 切り替えた5位決定戦では服部柚(大谷室)を6―4、松田侑来(海星)を7―6で破り、支部代表最後の1枠を勝ち取った。「準々決勝で負けて心が折れかけたが、最後まで諦めない大切さを5位決定戦で学んだ」と、目に涙をためながら話した。

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