苫小牧市史編さんに遅れ コロナ禍で対面作業進まず

苫小牧市史編さんに遅れ コロナ禍で対面作業進まず

 苫小牧市制75年の節目となる2023年度に刊行予定だった市史の編さん作業が遅れている。新型コロナウイルスの感染拡大で、対面での調整が必要な執筆者への依頼や資料収集ができない状況が続いているため。市はスケジュールを再編成するが、可能な限り作業を早めるとともに、資料や写真の提供を広く市民にも呼び掛ける。

 市史編集事務局によると、執筆候補者の選定はほぼ完了しているが、本人への打診や依頼が進んでいない。同局の小田島俊哉副主幹は「直接会って依頼したいが、思うように会えない。電話でお願いするわけにはいかない」と明かす。感染状況を見極めながら、今年度末までにはなんとか依頼を終え、執筆に取り掛かってもらいたい考えだ。

 資料収集も難航している。21年度に市の学芸員が東京都北区の「紙の博物館」を訪れ、王子製紙に関する資料を閲覧する予定だったが、コロナの影響で断念した。今年度こそ訪問する予定だが、遅れている収集作業を補うため市民にも協力を求めることにした。同社に限らず昭和以前の苫小牧の様子が分かる写真や映像、記念誌、パンフレットなどの提供を募っている。

 小田島副主幹は「20年に始まったコロナ禍だが、2年後ろ倒しするのではなく、少しでも早く刊行できるよう全力を尽くしたい」と力を込める。また、提供を求める資料について「すべてが掲載されるわけではないが、ぜひ参考にさせてほしい。資料になりそうなものがあれば、捨てずに一度連絡してみてほしい」とアピールしている。

 問い合わせは同事務局 電話0144(84)1385。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る