参院選道選挙区大票田・札幌週末 各党は本番モード

「必勝コール」で締めくくった自民党道連の定期大会=22日、札幌パークホテル

 6月22日公示、7月10日投開票が想定される参院選道選挙区(改選数3)へ向け、週末の大票田・札幌では各党が本番モードへ突入した。共に2議席奪取を目指す自民党道連(伊東良孝会長)と立憲民主党道連(逢坂誠二代表)はそれぞれ定期大会を開き、必勝へ支持拡大を誓った。一方、日本維新の会は独自候補擁立断念を正式に表明した。

自民道連定期大会 2議席奪取に全力
政治の安定訴える

 自民党道連は22日、第84回定期大会を開き、参院選を「今年最大の政治決戦」と位置付け、自公連立政権の安定した政治基盤継続のため、道選挙区の2人の公認候補と比例代表全員の当選を目指し「全力で戦い抜く」とする活動方針を決めた。

 伊東会長はロシアのウクライナ侵攻を受け、日本も「自分の国は自分で守るという気概と準備が必要」とあいさつ。来賓の公明党道本部の稲津久代表は自公の深化した選挙協力で参院選に臨む姿勢を強調。来道した党本部の福田達夫総務会長も「大きく変わっている世界に対し、新しい日本をつくるため一歩ずつ前へ進む。そういう政治をやっていく」と述べ、参院選は「政治の安定のための試金石だ」と結束を呼び掛けた。

 道選挙区で3選を目指す現職の長谷川岳氏(51)と新人の船橋利実氏(61)も登壇。長谷川氏は「自民で2議席必要と思っていただくため、お互いがぎりぎりまで努力し、死力を尽くす」と声を振り絞り、船橋氏は「私も全力で179市町村を走り回っていく」と決意を表明。最後は全員で「必勝コール」をし、気勢を上げた。

立憲道連定期大会 議席確保へ気勢
北海道重点政策も決定

 立憲民主党道連は21日、第3回定期大会を開き、北海道重点政策を盛り込んだ参院選闘争方針を決めたほか、道選挙区での2議席確保へ向け結束を誓った。

 重点政策は▽自立した北海道を目指す▽生活者や中小・小規模事業者のための地域づくりを進める▽格差・貧困を解消し、相互に助け合う「共生社会」を目指す▽農林水産業の持続可能な産業基盤への再生・発展、成長産業化を目指す▽「原発ゼロ社会」を目指し、再生可能エネルギーを推進▽憲法の三大原則を守り、平和外交を進める―の6本を柱に掲げた。

 逢坂代表は参院選について党の掲げる「生活安全保障」を強く訴え、「道選挙区で何としても2議席勝ち取る」と檄(げき)を飛ばし、来賓の連合北海道の杉山元・会長も「自民党1強政治を転換する足掛かりにしたい」と力を込めた。

 道選挙区に出馬する現職の徳永エリ氏(60)と新人の石川知裕氏(49)も登壇。徳永氏は「党に風は吹いていないが、何としても結果を出したい」、石川氏は「3人区で二つ取るのは苦しいが、必ず勝機はある」と決意表明した。

維新道総支部 選挙区擁立は断念
大地が自民・船橋氏推薦

 日本維新の会道総支部の鈴木宗男代表は22日、札幌市内で開いた会合で、参院選道選挙区の独自候補擁立を断念したことを正式に発表した。加えて自身が代表を務める地域政党「新党大地」が、自民党新人の船橋利実氏を推薦することも表明した。

 鈴木代表は「この1、2週間、党本部の松井一郎代表らと綿密に打ち合わせてきた上での結論」と説明。参院選は維新としては比例代表に出馬する北海道重点候補の2人の新人に「全てのエネルギーを注ぐ」と強調。道選挙区は、立憲民主党としのぎを削り苦戦が予想される船橋氏を、同じ保守政党として「しっかり応援し、結果を出していきたい」と述べ、新党大地として推薦状を手渡した。

 会合終了後、記者団の取材に応じた船橋氏は「現状は極めて厳しい状況下にあり、非常にありがたい。今回の推薦を起爆剤に弾みをつけて、公示に備えたい」と語った。

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