苫小牧市の桜木町町内会(三澤伸吉会長)は、毎月発行する「広報さくらぎ」の四半世紀近くの歩みをまとめた記録誌を1300部作製し、会員に配布した。手にした人からは「こんな時もあった」「昔を思い出す」と懐かしむ声が上がり、市町内会連合会の担当者は「この1冊で得られる情報量は貴重な資料になる」と話している。
同町内会は1986年、糸井北町第1町内会から分離独立。記録誌は99年5月から2022年3月までに発行された広報さくらぎの縮刷版と、会員数や世帯数の推移を掲載した。A4判、250ページ。「手に取る人が明るい気持ちになるように」との願いを込め、表紙は桜色を基調にし、過去の町内会活動の写真をちりばめた。紛失など万一の際にも対応できるようデジタルデータでも保存した。
設立間もない1989(平成元)年当時3728人だった会員は今年3月末までに172人減少したが、加入世帯数は1231世帯から1868世帯と大幅に増えている。新型コロナウイルス禍で例年のような活動ができない中、生活支援に商品券を配るなどしてきたが、今年は「みんなが楽しめて後世に残る物を」と記録誌の作製を決めた。
実行委員会を立ち上げ、約10人のメンバーらは過去の資料集めなどに奔走し、約3カ月かけて完成させた。三澤会長は「編集作業、表紙の色味など大変なこともあった」としながらも、出来栄えには満足した様子。「家族や友人らと楽しむツールにしてもらいたい」とにこやかに話した。
















