100年ほど前に苫小牧を訪れた詩人宮沢賢治の足跡を巡る「賢治ウオーク」がこのほど、JR苫小牧駅を出発地にして行われた。参加者は市旭町の詩碑まで約1キロの道のりを歩き、ゆかりの場所を巡った。
「賢治の道を歩く会」が毎年主催しているイベント。市民ら13人が参加した。
賢治は1924年5月21日、岩手県花巻農学校の教師として修学旅行生を引率して来苫。当時の苫小牧の情景を詠んだ「牛」という詩を残している。
参加者は同会の丸山伸也さんの案内で、賢治の詩を刻印して歩道に埋め込まれたプレートなどを見て回った。丸山さんは、賢治らが王子製紙苫小牧工場を見学したことに触れ、「王子正門通りを通って工場に向かった」と実際の道を示していた。
「牛」の詩碑の前では、苫小牧市を拠点に活動するシンガー・ソングライターのかんばやしまなぶさんが、詩をテーマにした楽曲を披露。市光洋町の会社員内田克之さん(49)は「賢治が歩いた道を実際に巡り、作品につながった情景が今もあるのではないかと想像が膨らんだ」と話していた。
















