共産党道委 痴漢アンケート結果公表 75%「被害に遭った」

共産党道委 痴漢アンケート結果公表 75%「被害に遭った」
アンケート結果を発表する共産党道委=26日午後、道政記者クラブ

 共産党道委員会は26日、痴漢被害アンケート結果を公表した。アンケートはウェブ上で2~4月に実施し、主に道民の120人から回答が寄せられ、うち75%に当たる90人が「実際に被害に遭った」と回答。被害に遭った地域は札幌市が68%を占めたが、「札幌以外で被害を受けた人も少なくなく、全道的な課題」と指摘している。

 党道委は「ジェンダー平等の実現」を政策の柱の一つに掲げる。痴漢は最も身近に起きている性暴力だが、政治が正面から問題として取り上げてこなかったことを疑問視。女性に対するあらゆる暴力の根絶を目指すため、被害の実態を可視化することを狙いに初めてアンケートを実施した。

 回答者の性別は女性113人、男性4人、不明3人。街頭でQRコードを印刷したアンケートチラシを配布したほか、SNSで告知した。

 道庁で記者会見した党道委の越智朋子ジェンダー平等委員会事務局長と真下紀子道議団長は、▽子どもの時から被害は起きている▽日常生活のあらゆる場で被害が起きている▽二次被害も起き、人生に大きな影響を与えている―とアンケート結果の特徴を説明した。

 「子どもの時から―」では、初めて被害に遭った年齢は77・9%が18歳以下で、うち35・3%が12歳以下だった。被害場所(複数回答)は路上が55・1%で最多。これに電車(32・1%)、地下鉄(29・5%)、商業施設(17・9%)が続き、「あらゆる場―」を裏付けた。

 「二次被害―」では、被害に遭ったときの反応について「怖くて動けなかった」と58%が回答。誰にも相談できなかったという人が約4割を占め、相談しても「魅力的な証拠」など被害者を傷つける二次被害の経験も寄せられた。さらに「何十年たっても忘れられない」「思い出しても憂鬱(ゆううつ)になる」など、人生に大きな影響を受けていることも分かった。

 越智事務局長は今後の対策として(1)痴漢被害の実態調査(2)相談窓口の充実=メールやLINEなど多様な方法でアクセスできるようにする(3)包括的な性教育の実施で、自分も他人も大事にすることを学ぶ機会をつくること―が必要と指摘している。

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