苫中央 4強入り―釧路工に競り勝つ〔春季北海道高校野球〕

2回戦〔釧工―苫中央〕力投する苫中央の先発西村=26日、札幌円山球場

 第61回春季北海道高校野球大会第4日は26日、札幌円山球場で2回戦3試合が行われた。苫小牧中央は4―2で釧路工業に競り勝ち、28日の準決勝で札幌第一と対戦する。
 ▽2回戦
釧路工業
010001000―2
00002020X―4
苫小牧中央
(釧)山田、武隈、山田―斎藤
(中)西村、横野、斉藤優―上野
?倉橋(中)
?坂下、斎藤(釧)大竹(中)
 苫中央は五回に佐藤の2点適時打で逆転。一度同点に追い付かれたが、七回に上野、倉橋の連続適時打で勝ち越した。
知 内
000100010―2
01001200X―4
東海大札幌
(知)坂本、馬躰―中田
(東)門別―菊地
?山本(知)佐藤利、浜館(東)
クラーク記念国際
 03000010000 ―4
 21000100001x―5
札幌第一
        (延長十一回)
(ク)山中、新岡歩、辻田―麻原
(第)渥美、近江―疋田
?村上(第)
?山中、越智(ク)賀集(第)

―苫中央の先発・西村(3年)「ピンチ動じず、流れ呼び込む」
 苫中央の先発西村(3年)が久々の公式戦マウンドで奮闘した。5回まで6安打されながら1失点と粘り、流れを呼び込んだ。「点数を付ければ50点くらいだけど、走者が出ても気持ちを入れ直して投げることができた」と胸を張った。

 室蘭支部予選ブロック1回戦以来19日ぶりの登板。150キロ近い球速を誇るエース斉藤優(3年)とは対照的に、サイドスローから制球力で勝負する。「気持ちの強さが持ち味」とピンチにも動じず釧工打線を打ち取った。

 2番手で登板した横野(3年)、斉藤優ら本格派投手がそろう代。「自分ならできる」と1年冬にフォーム改造した。岩見沢市出身で同郷の斉藤優とは小学時代にバッテリーを組んだ仲。「ライバル心もあるけど、一緒にプレーできるのはうれしい。大事なところで登板する斉藤を助けられる投球がしたい」と次戦を見据えた。

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