苫小牧署管内で不審者の出没増加 付きまといや声掛け 小学校の防犯教室などで注意喚起

苫小牧署管内で不審者の出没増加
付きまといや声掛け 小学校の防犯教室などで注意喚起
防犯教室で下校時の注意点を説明する内田巡査部長=沼ノ端小学校

 苫小牧市内を中心に、付きまといや声掛けなど不審者の出没が増えている。気温が上がる春以降に増加する傾向にあり、苫小牧署は被害に遭いやすい女性や子どもに特に注意を呼び掛けている。

 同署によると、4月16日午後2時ごろ、澄川町で男が下半身を露出させ、通り掛かった女性が同署に届け出た。今月25日午後6時40分ごろには、しらかば町の路上で、歩いていた女性が車から降りてきた男から「ドライブに行こう」と手をつかまれた。

 女性が被害に遭わないためには▽夜間の帰宅時は交差点ごとに周囲を確認する▽スマートフォンを操作しながら歩く「ながら歩き」を避ける―のが重要。飲酒後の帰宅は近くてもタクシー利用が望ましく、同署生活安全課の出村憲史係長は「犯人と接触しない状況をつくることが防止策につながる」としている。

 子どもへの声掛けでは、16日に拓勇西町の公園で男子児童が体を触られ、手に持っていたラジコンを見せながら「これをあげるからおいで」と誘われた。しかし、児童が父親に出来事を話したのは数日たってからで、出村係長は「他の被害を防ぐために、すぐに警察に知らせてほしい」と呼び掛ける。また、児童への声掛けは誘拐などの重大犯罪につながる危険性があると指摘し、「犯罪の度合いが小さいうちから抑えるためには、地域の大人も含めて子どもを見守る必要がある」と訴える。

 学校からの帰り道で狙われるケースも多いことから、同課は小学校で防犯教室も開催している。23日の沼ノ端小では2年生55人が参加し、同課の内田篤巡査部長は「友達と一緒に帰り、寄り道をしないように」と注意を促した。

 苫小牧署管内(東胆振1市3町)の2021年の不審者事案認知件数は113件で、13歳以下の子ども(男女)が対象となったのは37件、女性(同子どもを除く)は76件だった。

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