連合北海道などでつくる北海道高校生平和大使実行委員会(実行委員長・藤盛敏弘連合北海道事務局長)は28日、2022年度の「高校生平和大使」を発表した。登別明日中等教育学校5年の猪俣愛紗美さん(17)=苫小牧市見山町=、北星学園女子高校3年の斉藤あかりさん(17)=江別市=、札幌聖心女子学院高校3年の吉田桜さん(17)=札幌市=を選任。3人は札幌市内で記者会見し、核兵器廃絶や世界平和への思いを語った。
高校生平和大使は、核兵器廃絶と若い世代に平和運動を継承することを狙いにした活動。1988年に長崎の市民団体が開始し、全国に拡大して今年で25年目。スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、「高校生1万人署名」を届ける活動を継続しているほか、2018年からはノーベル平和賞の候補にもノミネートされている。
道内では13年から毎年2~3人を派遣。ロシアによるウクライナ軍事侵攻が勃発した今年は、例年より多い33人の応募があり、面接審査などで、北海道としては10代目となる高校生平和大使を選んだ。
記者会見した猪俣さんは「責任を強く感じています」と切り出し、「私たちのような高校生、戦争を経験していない世代がもっと核兵器や戦争、平和について身近な問題として考えていく機会を増やしていきたい」と抱負を。斉藤さんは「私たち大使だけでなく、みんなが平和というものに少しずつでも、ゆっくりでも進んでいければ。その輪を広げていきたい」。吉田さんは「なぜ、核兵器がなくならないかというと外交のカードになってしまったからと考えています。非核化、核兵器廃絶に対し、自分自身の言葉で訴えていきたい」と意欲を語った。
3人の任期は1年。毎月、署名活動を行うほか、他の都道府県選出メンバーと共に6月に広島県で行われる結団式に参加。8月には平和大使「全国25周年」を記念した広島集会、長崎集会に参加するほか、新型コロナウイルス感染状況を見極めながら国連欧州本部の訪問も予定。10月には全道5カ所で「北海道10周年」を記念した被爆ピアノコンサートも開催する。
















