今月18日の本紙14面のなんでもトーク欄。「料理が大の苦手」という苫小牧の60代女性から、ご主人の酒のつまみを作るのに毎日苦慮し、何を作るか考えているうちに「ノイローゼになりそう」との声が寄せられた。料理が苦手という人は少なくないようで、わが家でも「何にしようか」と、度々献立に頭を悩ませている。
この女性の悩みに、白老町の女性がうれしい反応。25日の同欄に「ちょっとした工夫でボリューム満点のお総菜が作れちゃいます」とアドバイスを寄せてくれた。昆布を丸1日水に漬けておくだけでだしができ、みりんとしょうゆを使って具材を煮たり焼いたり。「楽しんで作るとおいしくなります」と、気持ちの持ちようにも触れた。料理は「心」が大切ということか。
苫小牧市を離れ、ほぼ7年間、単身赴任の経験がある。独身時代以来の自炊生活だったが、「きょうは何を作ろうか」と献立を考えるのが楽しみな一面もあった。当時は本紙毎月第3月曜日に掲載のスーパー主婦足立洋子さんの「いち押し」メニューも大いに参考になった。ビニール袋の中にちぎったレタス、スライスしたタマネギにオリーブオイル、塩、酢少々を放り込んで作る簡単サラダは、今もわが家の食卓に登場する。
食品の値が上がり、家庭料理を工夫すれば出費を抑えることができる。料理は女性だけのものでなく、男性の積極参加で、なお楽しくおいしいメニューが実現するかもしれない。(教)









