第42回全日本バレーボール小学生大会南北海道大会苫小牧地区予選会は5月29日、苫小牧泉野小学校体育館で男女混合トーナメントが行われた。泉野VCが連覇し、南北海道大会(7月2、3両日、小樽市)進出を決めた。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催された大会は苫小牧バレーボール協会が主催。苫小牧小学生バレーボール連盟などが主管した。1枠の南大会切符を懸けて泉野VC、緑小同好会、拓勇BRAVE、早来アクティブが出場し熱戦を繰り広げた。
女子の部は苫小牧バレーボールスクールのみの参加となり、同チームが苫小牧地区代表として南大会に出場する。
【男女混合】
▽決勝
泉野VC2―0緑小同好会
▽1回戦
泉野VC2―0拓勇BRAVE
緑小同好会2―1早来アクティブ
― 泉野VC 少数精鋭、努力結実
参加チーム中最少の8人で挑んだ泉野が攻守に盤石の試合運びを見せた。2試合をいずれもストレート勝ち。各セットの失点はすべて1桁に抑えた。須藤主将(北星6年)は「全員で声を掛け合いながらプレーできた」と胸を張った。
上級生がそろう他チームとは異なり、主力の半分が4年生以下と経験値の低さが課題だが、滝監督は「3、4年生がいいサーブを打つなど試合を通じて成長してくれた。日々の練習に一生懸命に取り組んだ結果」と目を細める。
少数精鋭に加えて、新型コロナウイルスの影響で満足のいく練習もできない中、昨年12月以来の実戦機会は「すごく楽しかった」(須藤主将)。
3年前の南大会では、初心者や低学年選手を駆使しながら3位入賞と健闘した。当時3年生ながらスタメンに名を連ねた須藤主将は「今年は優勝を目指す」と意気込む。滝監督は「よりレベルの高い舞台で経験を積むことができるのはとても大きい。実戦に近い練習を増やして、少しでも試合勘を付けさせたい」と語った。




















