苫小牧市消防本部日新出張所の消防士鷲頭舞さん(23)が、1月の「第39回道南地区協議会消防職員意見発表大会」で最優秀賞に輝き、先月、札幌で行われた全道大会に臨んだ。小児救命をテーマにした発表で、父母向けの救命講習会をオンライン開催することを提案。全道大会での入賞は逃したが、鷲頭さんは「自分のアイデアが将来どこかで役立てば」と語る。
鷲頭さんは「小さな命を守り抜くために」の演題で、出産を控え、外出が困難な夫婦を対象に乳幼児の救急蘇生法や応急処置を学べるオンラインの「パパママ救命講習会」開催を提案。講習会を通じた「パパママ救急隊員」の養成を訴えた。
鷲頭さんは2018年4月から1年間、同本部救急課に配属され、母親向けの救命講習会にスタッフとして参加。多くの質問が寄せられるなど関心の高さを実感しており、「乳幼児を育てる親の世代に、一人でも多く講習会を受けてほしい」という思いが今回の発表につながった。
「現場では、患者に寄り添う優しさを持って対応している。斬新なアイディアを出してくれて頼もしい」と同出張所の小野寺通所長。今回の提案が実現するかは未定だが、鷲頭さんは「(オンラインなら)忙しくて講習会に足を運べなくても気軽に参加できる。自分のアイデアが実際の取り組みにつながれば」と期待を込めた。
新型コロナウイルス感染対策のため、今大会は発表を事前収録した動画で審査が行われた。道南地区大会には11人が出場し、最優秀と優秀賞の受賞者が全道大会に進んだ。
















