苫小牧市消防本部は災害支援に向け、高性能カメラ搭載のドローン(小型無人飛行機)を10月から本格運用する。全国で自然災害が相次ぐ現状を踏まえ、人が近づくのが難しい現場でも迅速な情報収集活動が可能なドローンの性能に注目。1日から新開町の消防防災訓練センターで、隊員らが操作技術を学ぶ研修を始めた。
市は3月末、災害支援用のドローン2機(総額300万円)を購入。飛行時間は無風なら40分間、水平移動なら7キロ、上空800メートルまで飛ばせる。速度は最大時速70キロで、気温40度から氷点下10度の環境でも動く。動画と静止画が撮影でき、赤外線カメラも備えている。
本格運用を前に指揮隊10人全員の操作技術習得を目指し、1日の研修にはまず6人が参加。札幌市の民間企業から指導者を招き、座学で関係法令や機体性能を学んだ後、センター内で実機訓練に臨んだ。操縦機に映るドローンの映像を見て機体を目標物に近づけたり、搭載カメラで撮影したりし、操作ポイントを一つずつ確認した。
市消防本部は指揮隊の習得後、他の隊員にも研修機会を設け、ドローンが使える人材育成を進めるとしている。
研修を視察した岩倉博文市長は「災害の場合、現場の状況をいち早く把握することが重要。本格運用に期待したい」と話した。
















