苫小牧工業高校(諸橋宏明校長)の13人が、今月から、札幌や旭川などで開かれる「第22回高校生ものづくりコンテスト北海道ブロック大会」本番に向け、最終調整を続けている。このうち、建築科3年の桜庭悠樹さん(17)は9日の木材加工、電子機械科3年の髙島流音(りゅうと)さん(17)は23~24日の溶接競技部門に出場。それぞれ優勝者に与えられる全国切符獲得を目指し、技術者の指導を仰ぎながら連日、放課後の特訓に励んでいる。
コンテストは、道工業高等学校長会と道高等学校工業クラブ連盟の主催。旋盤作業、自動車整備、電気工事、電子回路組み立て、化学分析、木材加工、測量、溶接競技の8部門があり、優勝者は11月に岡山市や富山市などで開催される全国大会に出場できる。
桜庭さんは5月の大型連休後、苫小牧建築大工技能士会の矢本俊彦顧問(79)からかんなやのこぎりといった道具の使い方をはじめ木材への墨(目印)付けやカット方法を学んできた。
コンテストの課題は、高い所の物を取る踏み台に似た「柱建て四方転び」の製作。制限時間は3時間で、加工や寸法精度のほか作業態度、作業手順なども審査対象となる。
矢本会長は「何度も作業することで体が覚える。難しい課題だがベストを尽くし、優勝してほしい」とエールを送る。桜庭さんは「本番では練習の成果を最大限発揮し、時間内に作品を完成させたい」と意気込みを語る。
髙島さんも5月中旬から、苫小牧溶接協会の村田浩司副会長(50)の指導の下、練習を本格化。同校の生徒が溶接競技部門に出場するのは初めてという。2枚の鉄板を溶接棒を用いて電気接合する課題で、制限時間は30分。髙島さんは「裏波(表面から溶接し、裏面に帯状の盛り上がりをきれいに欠陥なく形成する方法)が難しい。優勝して全国大会に出たい」と力を込めた。
同校からはこのほか、旋盤作業で1人、自動車整備で2人、化学分析で3人、測量部門で5人がコンテストに出場予定。自動車整備部門への出場も今回が初めてという。



















