発足半年、活動軌道に 硬式テニスサークル「苫小牧らいおんclub」  小中学生へ専門性生かした指導

発足半年、活動軌道に
硬式テニスサークル「苫小牧らいおんclub」  小中学生へ専門性生かした指導
硬式テニスの練習に打ち込む子どもたち

 小中学生向けの硬式テニスサークル「苫小牧らいおんclub(クラブ)」が、苫小牧市内に発足して半年余り。小学2年~中学3年の児童生徒15人に、コーチ5人、サポーター企業も4事業所に増え、活動が軌道に乗り始めた。立ち上げたのは、高齢者介護や福祉の現場で働く市民ら。発達に支援が必要な子どもも受け入れており、「子どもたちに豊かな社会参画の機会を提供したい」と練習に励んでいる。

 小中学生に特化した硬式テニスのサークルは市内で初といい、競技経験のある介護福祉士や精神保健福祉士など3人が発案した。練習場所や運営方法などの検討を手探りで進め、昨年10月、試験的に活動をスタートさせた。

 取り組みは口コミで広がり、メンバーは日頃からテニススクールに通い、大会出場経験もある子どもから、初めてテニスに触れる子どもまでさまざま。木場町のテニススクール・ノア苫小牧校と緑ケ丘公園庭球場で週1~2回、基礎練習や実践練習を行っている。サポーター企業も募集し、現在はノア苫小牧校、FMとまこまい実行委員会、コミュニティ苫小牧、ケーエスの4事業所が、子どもたちの頑張りを応援している。

 サークルは、思う存分硬式テニスに打ち込みたい、という子どもの願いに応えると同時に、スポーツを通じた社会参画も視野に入れる。発達に特別な支援を要する子どもも受け入れ、コーチ陣は対人支援の現場で働く専門性を生かし、子どもの特性に合わせた指導を展開。練習を楽しみながら、社会のルールや集団の中での適切な行動を自然と身に付けられるよう働き掛けている。

 発起人の1人でコーチを務める精神保健福祉士の田中亮太さん(38)は「試行錯誤の連続だが、子どもたちはみんな楽しく通ってくれている。大会で活躍できるような選手の育成はもちろんだが、ここでの経験が将来の自信につながるような場づくりを進めたい」と話す。

 ノア苫小牧校コーチの関井祥平さんは「テニスは高齢になっても続けられるスポーツ。サークル発足を機に市内のテニス人口増につながれば」と期待する。

 問い合わせは公式ラインで。IDは@368ivwof

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