札幌地裁に民事再生法の適用を申請したスガイディノス(札幌市中央区、三浦尚久社長)は、5月末から休館中の映画館ディノスシネマズ苫小牧の営業を17日に再開させる。映画配給会社などと配給に関する調整がついたためで、他に運営する旭川と室蘭の映画館も同日、再開予定という。
ディノスシネマズ苫小牧は10日、ホームページ上で上映予定を発表。室蘭市出身の坪川拓史監督の「モルエラニの霧の中」と「美式天然」、道内出身の俳優安田顕さんらが出演する金子雅和監督の「リング・ワンダリング」の計3作品を17日から上映する。順次、上映作品を増やしていくとみられる。
ディノスシネマズ苫小牧の杉保智支配人は、配給会社や監督らの協力に感謝し「市民からも応援の言葉をもらい励みになっている。リスタートできるので、改めて笑顔あふれる映画館づくりを目指していきたい」と語った。
地元の同業者として動向を注視してきたミニシアター、シネマトーラス(本町)の堀岡勇代表(70)は「ひとまず再開できてよかった」と喜びつつ、「今後、大手配給会社が扱う映画の上映もできるようになるのかが気掛かり」と述べた。
スガイディノスは道内で映画館やボウリング場、ゲームセンターなど18施設を運営。コロナ禍による臨時休業や時短営業で売り上げが落ち込み5月30日、民事再生法の適用を申請した。同月31日から苫小牧と旭川、室蘭の3館を一時休館している。
















