苫小牧市は今年度、小中学生に配布する環境教育用副読本をリニューアルした。「ゼロカーボン」に関する説明を大幅に拡充。今後、副読本を活用した出前講座を積極的に行い、昨年8月に宣言したゼロカーボンシティ実現に向けた動きを加速させたい考えだ。
副読本は、ごみ減量に向けた市の施策を中心にまとめた内容。2012年の「053(ゼロごみ)大作戦ステージ3」に合わせ、小学生用、中学生用の2種類を作製した。
今回のリニューアルでは、温暖化ガス排出を実質ゼロにするゼロカーボンに関する記述が充実。二酸化炭素(CO2)排出削減に向けた再生可能エネルギー導入の取り組みや苫小牧で大規模実証試験が行われているCCS(CO2の回収・貯留技術)、家庭や学校でできる一人ひとりのCO2削減対策などを紹介している。
A4判で小学生用が29ページ、中学生用は24ページ。「イラストやグラフ、写真を使って読みやすいよう工夫した」(環境衛生部)。授業に使用する市内の小学4年生と中学1年生全員に配布済みで、内容は市のホームページで公開されている。
9日には勇払小学校で4年生対象の出前講座が行われた。市職員が副読本に沿って、温暖化問題や市内の豊かな自然環境について説明。児童にCO2やごみ削減への協力を求めた。海老澤光希君(9)は「(副読本には)クイズもあり、楽しく勉強できそう」と語った。
市の担当者は「大人でも読み応えある内容。ゼロカーボンに関心を持つきっかけになれば」と話している。
















