働きたいと考える女性を多方面から支援する苫小牧市のなでしこ就職応援事業が今月スタートした。今年度もセミナーや職場体験プログラムを用意し、7月からは給付金付きのスキルアップ研修も計画している。新型コロナウイルス下でも市内企業は人手不足の傾向が続いており、市は求職中の女性と企業の双方を手助けしたい考えだ。
同事業は▽セミナー▽職場体験▽スキルアップ研修―の3本柱で展開。今年度は事業を受託した札幌市のMammyPro(マミープロ)が運営する。
セミナーは6~9月の全12回。女性の講師を迎え、コミュニケーション方法やメイク、ファッション、社会保障、家庭と仕事の両立など、就職活動に役立つ知識を伝える。
市民活動センター、沼ノ端交流センター、豊川コミュニティセンターを会場とするほか、自宅からも参加できるようオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」も取り入れる。無料託児付きで、昨年度の事業に参加して就職した”先輩”との座談会も行う。
職場体験は、仕事内容など個々の希望に沿った職場で1~10日程度働くことが可能。体験中は日額上限7000円の給付金を受け取ることができ、企業と参加者が合意すればそのまま就職することもできる。来年3月15日までの期間内に上限14人を受け入れる。
スキルアップ研修は、座学と職場体験を合わせた取り組み。女性全般を対象とした研修は7月21日、子育て中の女性向けの託児付き研修は9月26日に始まる。いずれも期間中は給付金が支給される。
少子化による労働人口の減少を背景に、国内では女性、主婦層の潜在的な労働力に注目する企業が増加。苫小牧でも人手不足に悩む企業が多いことから、市は2016年度に同事業を開始した。
女性に特化した求人情報サイト「しゅふきた」を運営する北海道アルバイト情報社の棚田雅樹苫小牧営業所長は「コロナ前と変わらず、主婦層を大きな戦力としている企業が多い」と指摘する。同サイトの胆振管内の求人数はコロナ前から半減した時期もあったが、現在はほぼ同水準まで回復した。棚田所長は「急な学級閉鎖で休まければならないケースにも理解を示す企業が増えている。働き始めたいと考えている女性は、ぜひ積極的に行動を」と話している。
同事業に関する問い合わせはマミープロ 電話011(206)9510。
















