帝国データバンク札幌支店は、5月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比1ポイント増の38・9となり、2カ月連続で改善した。昨年12月(41・1)には及ばないものの、今年1月(38・6)の水準まで回復した。
全国平均の景気DI(41・2)との比較では、北海道は19カ月連続で下回った。その差は2・3ポイントとなり、前月から0・6ポイント縮小した。
企業の規模別では、大企業は前月比2・3ポイント増の41・3となり、2カ月ぶりに改善。中小企業も0・7ポイント増の38・4となり、2カ月連続で改善した。中小企業のうち小規模企業は1・3ポイント増の39・6となり、2カ月連続で上昇した。大企業と中小企業の差は2・9ポイントで、前月から1・6ポイント拡大した。
業界別では、9業界中、金融、建設、不動産、製造、卸売り、小売り、運輸・倉庫の7業界で改善。特に不動産は2カ月連続で改善して50・8となり、業界では唯一、50を超えた。
一方、農・林・水産は2カ月ぶりに悪化して30・0となり、業界では最低水準に。サービスも3カ月ぶりに悪化して39・3となり、40台を割った。
今後の先行き見通しでは、3カ月後が42・9(前月調査41・4)、6カ月後が42・6(同41・3)、1年後が43・1(同41・7)と3指標とも前月より改善予想となっている。
企業からは「公共投資が堅調」(建設)と評価する声が聞こえる一方、農・林・水産や製造からは「原材料費の高騰」を訴える声が多い。ロシア・ウクライナ情勢、値上げによる消費マインドの低迷などから、同支店では「懸念材料は依然として多く、先行きが不安定な状況は続く」とみている。
調査は5月18~31日に道内企業1099社を対象にインターネットで実施。547社から回答を得た。回答率は49・8%。
















