待ちわびた市民ら笑顔 ディノスシネマズ苫が営業再開

待ちわびた市民ら笑顔
ディノスシネマズ苫が営業再開
自動発券機でチケットを購入する来館者

 札幌地裁に民事再生法の適用を申請したスガイディノス(札幌市中央区、三浦尚久社長)が運営する映画館ディノスシネマズ苫小牧は17日、一時休止していた営業を再開した。初日は4作品のみの上映だったが、再開を待ちわびた市民らが次々と訪れていた。

 この日は、室蘭市出身の坪川拓史監督の「美式天然」と「モルエラニの霧の中」、金子雅和監督、安田顕さんら出演の「リング・ワンダリング」を上映。5月13日に公開された松坂桃李さんら主演の「流浪の月」もこの日、上映を再開した。

 同館の杉保智支配人は「再開できたことにほっとしている。地域に愛される映画館として再出発したい」と笑顔。「多くのシネコンで扱っているような映画を一日も早く上映できるようになれば」と話した。

 「リング・ワンダリング」を鑑賞した千歳市の自営業佐藤方紀さん(57)は「子どもの頃からスガイで映画を見ていたので休業は寂しかった。今後はシネコンで上映されているような作品が戻ってくれることを期待したい」と語った。

 配給会社と交渉を進めて順次、上映作品を増やしていきたい考えで、24日に坪川監督作品の「アリア」を公開。7月1日には、ウクライナのドンバス地方で2014年から続いていた親ロシア派とウクライナ軍の衝突を描いた劇映画「ドンバス」の上映を開始する。

 同社は新型コロナウイルス禍で売り上げが落ち込んだ影響で、5月30日に民事再生法の適用を申請。同月31日から同映画館など道内3映画館を一時休館していた。スポンサーは未定。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る