駒大苫、準Vで全国切符―高校総体バスケ道予選

2年連続の全国大会出場を決めた駒大苫=19日、市総合体育館

 全国高校総合体育大会バスケットボール競技大会北海道予選会は19日、苫小牧市総合体育館で男女の決勝リーグが行われ、男子の駒大苫小牧が準優勝、2年連続となる全国大会(7月27日~8月1日、香川県)の出場権を獲得した。個人では男子ベスト5に駒大苫の大山未南斗(3年)が選ばれた。女子の北海道栄は18日のブロック代表決定戦で札幌東商業に敗れた。
 大会は17日から、男子31校、女子27校が出場しA―Dの4ブロックに分かれて予選トーナメントを展開。各ブロックの1位が18、19両日の決勝リーグに進み男子上位2校、女子上位1校に与えられる全国大会の切符を争った。
 【男子】
 ▽決勝リーグ
白樺学園93―77駒大苫小牧
駒大苫小牧89―58東海大札幌
駒大苫小牧71―42北  海
東海大札幌74―65北海、白樺学園106―64東海大札幌、白樺学園109―81北海
 ▽順位 (1)白樺学園3勝(2)駒大苫小牧2勝1敗(3)東海大札幌1勝2敗(3)北海3敗
 ▽ベスト5 山田哲汰(白樺学園)舘山由青(同)大山未南斗(駒大苫小牧)有澤明希(東海大札幌)清水愛駿(北海)
 ▽ブロック代表決定戦 駒大苫小牧119―41北見藤、白樺学園141―31旭川北、北海90―66旭川大学、東海大札幌98―62旭川工業
 【女子】
 ▽ブロック代表決定戦 札幌東商業73―61北海道栄

― 準優勝も笑顔なし
 駒大苫は白樺学園との優勝決定戦で惜しくも敗れた。主将の平田(3年)は「優勝での全国を目指していたので悔しい」と笑顔はなかった。
 白樺が第1クオーターから3点シュートを連発。リードを許した駒大苫は第3クオーターで一時同点に追い付いたが最後は踏ん張れず。田島ヘッドコーチは「厚みのある攻撃ができず、守りでも簡単に打たせてしまった。個々の意識や考え方、人間的な成長が今後の課題」と話した。
 第3クオーター開始直前、一度気を引き締めよう―と声を掛けた平田。「組織力やパス・シュートの精度、精神面で相手が勝っていた。全国大会まで基本を忠実にこなして練習を重ね、ベスト8を狙いたい」と意気込みを語った。

―FW大山、主力として存在感
 大会ベスト5に選ばれたフォワードの大山(3年)は、白樺戦32得点6リバウンドと主力としての存在感を見せた。
 前半から打っていこう―と積極的に入った。3点シュートやドライブで切り込んで得点を量産し、攻守にオールラウンドな活躍を披露。「後半にシュート精度が落ちてしまったことが課題」と振り返った。
 頼れるエースは自身の役割を「気持ちで負けないプレーでチームに流れをつくること」と話した。今年からチームに合流したセンターのニョンヌ(2年)も19得点と高さを生かしたゴール下のプレーで貢献した。
 全国大会では「チームをベスト4まで引き上げたい。目の前の試合を大切に、積極的なプレーで挑みたい」と誓った。

―女子・北海道栄 、決勝リーグまであと一歩
 女子の北海道栄はブロック代表決定戦で敗退、悲願の全国舞台はつかめなかった。
 接戦を演じたが最後までリードを許し、あと一歩及ばなかった。木村ヘッドコーチ(HC)は「攻守の切り替えが遅く、40分通して戦えなかった」とスタミナを課題に挙げた。
 ガードの竹内主将(3年)は「相手より最後まで走り切れなかった。スタミナと要所で決めるシュート精度を強化したい」と話した。
 9月に行われるウインターカップ予選を目標に、木村HCは「出場権をつかむために、もう一度心と体を鍛え直して挑みたい」と語った。

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