苫小牧市は新型コロナウイルスの3回目ワクチン接種を推進するため、7月の個別接種はすべてファイザー製ワクチンを使用する。モデルナ製の不人気が目立つためで、8月にも副反応が少ないとされるノババックス製を導入することも決めた。4回目接種は7月から本格化するが、同月中はファイザーのみ、8月以降は余剰のモデルナを使う予定だ。
21日の定例市長記者会見で説明した。
18歳以上を対象にした3回目接種は19日現在、市民9万5998人が接種し、全人口に対する接種率は56・8%。全国平均(19日現在)61・1%、全道平均(同)63%を下回っており、岩倉博文市長は「若年層の3回目接種促進のため、副反応が少ないノババックスの接種も実施する」と述べた。
3回目接種は医療機関による個別接種でファイザーとモデルナの使用を期間ですみ分けているが、モデルナは不人気。市内では1、2回目接種のファイザー使用率が約9割を占め、モデルナは副反応が強いとされることなどが主な理由だ。
5月はファイザーを11日間使って接種は5482人、モデルナは20日間で接種5165人と、予約率はほぼ倍の格差があった。
このため7月の個別接種はファイザーのみとし、ファイザーの在庫がなくなる8月にもノババックスの使用を始める。
ノババックスは4回目の承認が下りていないため、3回目までの使用となる。一方、モデルナは現在、約3万回分の在庫があるため、高齢者施設の巡回接種や4回目接種で使うほか、ニーズがあれば3回目の使用を検討するが、余剰分を廃棄する可能性もあるという。
今月から4回目接種を(1)60歳以上(2)基礎疾患がある18歳以上―の対象者に実施
しており、これまで医療従事者ら約70人に接種した。一般高齢者への接種は今月下旬にも始まり、7月に接種時期を迎える2万2669人には、22日から接種券を発送する。このほど、4回目接種を終えた市医師会の沖一郎会長は「医師会としても体制をしっかり整えている。重症化を予防するため早期の接種を」と呼び掛けている。
















