体験談聞き共感 まゆだまの会が例会

体験談聞き共感 まゆだまの会が例会
娘の引きこもりに悩んだ経験や当事者支援で得たことを語る安藤さん(右)

 家族の引きこもりに悩む人でつくる苫小牧市の団体、まゆだまの会はこのほど、市民活動センターで例会を開いた。函館市在住で、地元を拠点に引きこもりの人やその家族の支援に取り組む安藤とし子さんが特別に参加。これまでの活動や自身の娘の引きこもりに悩んだ経験から、当事者との向き合い方や心のありようなどについて語った。

 会員や苫小牧保健所の担当職員など約10人が出席した。安藤さんは自身の経験から、引きこもりについて「目に見えないダメージを負いながらも、かろうじて一命を取り留めている状態」と表現。引きこもっている子どもの言うことに同感できなくても、「そうなんだね」と共感して聞く姿勢が大切と説いた。

 函館での活動については、不登校や引きこもりを経験した娘と一緒に、当事者や家族の居場所づくりや交流の場の創出に取り組んでいることを伝えた。「大切なのは相手を知ること、相手の能力を信じること、存在を尊重すること」と説き、「親だからこそ言えないこともある」として第三者が関わる地域の居場所の重要性を強調した。

 会員が近況を報告し合う場では、子どもが医療機関につながったり、親子のコミュニケーションが取れるようになったりしたという、良い変化を語る一方、「本人もつらいのは分かっているけど、冷たい態度に心が折れそう」「父親との折り合いが悪くて心配」と悩みを明かす会員もいた。

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