アイシン北海道 21年度売上高 過去最高122億

アイシン北海道 21年度売上高 過去最高122億

 苫小牧市柏原の自動車部品製造業アイシン北海道(伊藤伯社長)の2021年度売上高は、前年度比約3割増の122億4000万円で、07年の創業以来最高となった。主力のアルミ鋳造部品「バルブボデー」を中心に、生産台数は過去最高の約800万台。前年度に引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたが、年間を通して回復基調となった。

 主力4部品の内訳は、自動変速機(AT)に必要な油圧を制御する「バルブボデー」が前年度比31・8%増の530万台、エンジン内で動力を伝える部品を保護する「タイミングチェーンケース」が同6・5%増の98万台、無段変速機(CVT)をカバーする「リアケース」が同4・3%減の134万台、エンジン内を冷やす「ウォーターポンプ」が同9・1%増の36万台だった。

 21年度はトヨタ自動車北海道と同様に昨年9、10月、コロナ感染拡大の影響による東南アジアの半導体供給の滞りなどで、工場を6日間休止して減産したが、同11月にはフル生産に回復。親会社アイシン(愛知県)向けのバルブボデーが特に好調で、生産体制も通常の2直2班体制(週平日5日間稼働)を土曜日も稼働する2直3班体制に変えた。

 従業員は数十人増やして現在約520人体制に拡充。うち女性が60人超えと採用を強化し、力仕事を伴わない女性向けラインも用意し、伊藤社長は「働き手の確保に苦労したこともあったが、今は落ち着いて対応できている。引き続き人の確保ができれば」と話す。現在はコロナ禍による中国市場の停滞、物価高の影響などで減産を余儀なくされているが、「今年度も増産に対応するため、大きな投資を予定している」としている。

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