樽前山神社 奥宮の大改修完了 鳥居を新造、石室も修繕

樽前山神社 奥宮の大改修完了
鳥居を新造、石室も修繕
鳥居や社号標などが新しくなった樽前山神社奥宮

 苫小牧市高丘の樽前山神社(永井承邦宮司)は27日までに、樽前山(1041メートル)の外輪山にある奥宮の大改修工事を終えた。正式には7月12日に現地で行う竣工奉告(しゅんこうほうこく)祭で完工となるが、2018年9月の胆振東部地震で崩れた鳥居は新しくなり、老朽化した石室も修繕された。

 工事は今月13日にスタート。計5トンに上る工事関連資材は初日にヘリコプターで十数回に分け、頂上まで運び込まれた。

 作業は風雨による一時中断を挟みながらも順調に進み、使い終えた資材の撤収も27日、ヘリコプターで行われた。一時的に高丘の樽前山神社に移していたご神体も、奥宮に戻された。

 新しい鳥居は高さ約2・4メートル、屋根に当たる笠木の長さは約3・2メートル。特殊なコンクリートを使用し、以前よりも強度を高めた。「樽前山神社奥宮」と記した全長1・5メートルの「社号標」や改修工事の経緯を追記した説明看板も一新。現地には早速、お参りする登山者たちの姿が見られた。

 同神社保管の資料によると、奥宮は山の安全を祈念して1928年に木造で建立。溶岩ドーム南側の外輪山に位置し土地は当初、国有境内地として借り受けていたが、48年の売り払い申請後、49年3月に購入した。同山の中でも特別な一角となっており、52年にはコンクリート造りに建て替えられた。

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