見山町の不動産会社で金庫の窃盗相次ぐ 苫署「防犯徹底を」

見山町の不動産会社で金庫の窃盗相次ぐ
苫署「防犯徹底を」
扉をこじ開けられた形跡が残る「不動産のスマイル」の勝手口

 先月下旬、苫小牧市見山町で不動産会社の事務所が何者かに侵入され、金品を持ち去られる被害が相次いだ。いずれも金庫ごと盗まれており、苫小牧署は同一犯による連続窃盗事件とみて捜査を進めるとともに、管内の事業所に防犯対策の徹底を呼び掛けている。

 不動産売買やアパート賃貸の仲介業を手掛ける「不動産のスマイル」の西村直行社長は5月31日朝、出社すると、机や棚の引き出しが開けられるなど事務所内に荒らされた形跡があり、すぐに110番通報した。

 現金約15万円のほか、通帳やパスポートなどが入った手提げ金庫が盗まれ、被害総額は80万円以上。勝手口の扉の縁に残されていた黒色の傷跡から、何者かがバールのような物でこじ開けて侵入したとみられる。事業に大きな支障は出ていないが、西村社長は「再発行の手続きが必要なものも盗まれたのは痛い」と頭を抱える。

 別の不動産会社でも同日、金庫破りが発生。現金や通帳などが入った高さと幅それぞれ50センチほどの金庫が持ち去られた。同社の代表は「警備会社のサービスを導入しておらず、いつか被害に遭うのでは―という不安はあった」とため息を漏らした。

 両社は今月上旬、民間の警備サービスを導入するなどセキュリティーを強化した。

 苫小牧署は同じ町内の不動産会社で、同日に被害が発生しており、同一犯とみて捜査中。複数人による犯行で、現場の下見に訪れていた可能性もあると指摘する。刑事3課の田中康紀課長は管内の事業所に対し、「持ち運びしやすい手提げ金庫は、他人の目に付かない場所で保管してほしい。現金(の保管場所)は分散を」と助言。「犯人は時間がかかると諦めて逃げるので、窓の鍵をツーロックにするなど防犯対策を改めて徹底させて」と呼び掛けている。

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