東京五輪とパラリンピックの準備と運営を担った大会組織委員会が6月30日、解散の日を迎えた。橋本聖子会長は東京都庁内の事務局で職員に対し、「大会開催を信じて最後までご努力いただいた。改めて感謝申し上げます。皆さまがいてくださったからこその成功でした」とあいさつ。武藤敏郎事務総長は「8年半、山あり谷ありだった。歴史的な事業に取り組むことができたことは非常に幸せだと思うし、誇りに思う」と語った。2人が大会エンブレムが描かれた看板を取り外すと、周囲は職員の拍手に包まれた。
組織委は2013年9月に大会開催が決まった後の14年1月に設立。職員数は当初44人で、新型コロナウイルスの影響で1年延期された大会が開催された21年夏には約7000人が従事。解散時は161人だった。
7月以降は武藤氏ら4人が清算人として業務を行い、約20人の職員が清算法人事務局で残務に当たる。

















