苫小牧市住吉町の苫小牧看護専門学校(岩井和浩学校長)で6月28日、乳がん治療を経験した千歳市在住の泉絵里子さん(52)の体験発表が2年生40人に向け行われた。泉さんは入浴中に習慣としていた乳房のセルフチェックで違和感を抱いたことが発見につながったと述べ、「皆さんも自分の体をいたわってほしい」と呼び掛けた。
がん患者や家族を支援するチャリティー事業「リレー・フォー・ライフ(RFL)ジャパン2022とまこまい」の一環。今月17日に出光カルチャーパークで予定しているウオークイベントに同校2年生がボランティアとして参加するのを前に、取り組みに理解を深めてもらうため発表の機会を設けた。
泉さんは5年前、セルフチェックをしていて胸の中で何かが縮れているような感触があることに気付いたが、「更年期に差し掛かったためか」とあまり深く考えずにいたという。しかし、違和感が拭えなかったため、職場の定期健診の際に乳がん検査を受け、がんが発覚。「やっぱりそうか」と冷静に受け止めたが、治療への恐怖に一晩中泣き続けたことを明かした。
現在は寛解と呼ばれる状態まで改善しているが、再発予防のため抗ホルモン剤の服用や検査を続けており、少しでも体調が悪いと「もしかして」と不安がよぎるという。泉さんは「RFLはたくさんの仲間から元気をもらえる大切な場」と語り、今年は「肺がんで亡くなった父だけでなく、必死に闘病を頑張って天に召された皆さんの思いも込めて参加したい」と意欲を見せた。
そして、看護の道を志す学生たちに向け、「患者は看護師さんからたくさんの元気をもらう。まずは自身が心も体も元気でいることが大事なので、自分の体を後回しにせず、体の不調や違和感に目を向けてほしい」とメッセージを送った。
















