日本将棋連盟苫小牧支部の会員で苫小牧高専職員の箭子(やこ)涼太さん(25)=苫小牧市明徳町在住=は、6月に東京で開かれた第35回アマチュア竜王戦で3位入賞を果たした。2011年に同支部が発足して以来、入賞者が出たのは初めてで、「全国の舞台で結果を残せたことはうれしい」と満面の笑みを見せた。箭子さんはベスト4の選手に与えられるプロ棋戦の竜王戦の出場権を獲得した。
アマ竜王戦はアマチュア最高峰の大会で6月18、19の両日、3年ぶりに開催された。全国から56人が出場。14組による予選リーグ戦と決勝トーナメントを繰り広げた。
箭子さんは予選リーグ初戦で全国大会優勝経験者に惜しくも敗れたが、続く2戦で勝利し、決勝トーナメントに進出した。「初戦はまずい負け方で、3戦目も押される展開だったが、何とか予選突破できた」と振り返った。
トーナメントでは本来の実力を発揮し、準々決勝まで3連勝。準決勝で昨年の特別大会で準優勝し、招待選手として出場した小山怜央さんに惜しくも敗れた。「挑戦する気持ちで臨んだ」という一局で、優勢の展開に持ち込んだが、終盤に逆転を許した。「直感も交えて戦う勝負術にはまってしまった」と語った。
3位決定戦では東京代表の鈴木肇さんを破り、入賞を決めた。「準決勝の敗戦でプレッシャーから解放され、自分のプラン通りの将棋ができた」と納得の口ぶりで語った。
小学3年から将棋を始めた箭子さん。アマ最高峰の舞台で、自身最高の成績を手にした。10月ごろから始まる36期竜王戦ではアマチュアと女性枠の6組に出場し、プロに交じってトーナメント上位進出を目指す。「プロ相手ではあるけど、自分が持っている力を思う存分発揮して、臆せずに戦いたい」と意気込みを語った。
















