第46回北海道道場少年剣道大会(6月、伊達市総合体育館)で、苫小牧市の正心館の竹内碧志(開成中2年)が中学生男子の部で準優勝、至誠館の白戸花奈(澄川小6年)が小学生女子の部で3位に輝いた。竹内は10月16日にパークアリーナ小牧(愛知県)で行われる全国大会に出場予定で、「一回でも多く勝てるよう準備したい」と闘志を燃やしている。
竹内は小学1年から剣道を始め、4年時には団体戦の先鋒(せんぽう)で全道準優勝の経験も持つ。正心館の中村浩士館長は「構えから振り下ろすまでの形がいい。正しい剣道ができる」と評価する。
今大会は優勝候補が立ちはだかる中、気合と技術で立ち向かった。竹内は「自分から前に行ったことで勝ち上がれた。決勝では積極的に攻めたが、相手に隙を突かれてしまった」と悔しがる。
個人では初出場となる全国大会まで約3カ月。「駆け引きを磨きながら、守るだけでなく自分から攻め勝つ剣道をしたい」と引き締めた。
至誠館の白戸は、相手が面を打ってきた際に竹刀で返してから素早く胴を打ち込む「面返し胴」を得意としている。今大会では3位に食い込み、「優勝はできなかったがうれしい」と喜ぶ。準決勝での敗因は「相手の勢いに攻められてしまった」と分析している。
白戸を7年間指導している渡辺光敏館長は「ぶれない剣道ができる素直で前向きな選手」と評し、「同学年の男子と対戦しても気後れしない。これからもステップアップしていってほしい」と期待を寄せた。




















