東胆振3チームが挑む―あす、高校野球南北海道大会開幕

室蘭支部代表決定戦の苫小牧南戦で5回無失点の投球を見せた駒大の伊藤

 第104回全国高校野球選手権大会南北海道大会は16日、札幌円山球場で開幕する。室蘭支部からは苫小牧中央、駒大苫小牧、鵡川が出場する。夏の甲子園出場に挑む東胆振勢3チームの激戦を展望する。

 16日の開幕戦で駒大苫と鵡川が激突。駒大苫は盤石の投手陣で鵡川の粘り強い攻撃を抑え込みたい。支部予選で2試合ともに先発したエース伊藤駿哉(3年)の力投が期待できる。中西俊介(同)、大森幌(2年)、袋井悠之介(同)らの継投もありそう。

 支部予選で19得点を挙げた打線は、2年生の上位がどれだけチャンスメークできるかが鍵。チームの支柱・4番田中結人(3年)と6番小田涉斗(同)の奮闘にも期待がかかる。1年生ながら室蘭支部予選で2試合連続スタメンに名を連ねた酒巻泰地(1年)の起用もあるか。

 鵡川は140キロ超の後藤大輝(3年)、安定した制球力が持ち味の柏村匠海(2年)の2枚の投手が支部予選3試合をわずか2失点に抑えており、野手陣が締まると好ゲームが期待できる。支部予選で3割9分の打線も3試合で32安打19得点と好調だ。「最後まで諦めない」野球でチームに勢いが出ると面白い。

 苫中央は1回戦で札幌支部代表のとわの森三愛と対戦。苫中央の豪腕・斉藤優汰(3年)と支部予選2試合で30安打、打率4割超えの長打力が持ち味のとわの森打線がぶつかる構図か。

 最速151キロの斉藤優は、室蘭栄との支部代表決定戦で16奪三振と圧巻のピッチングを見せた。エースを中心に守りを固め、春の道大会4強以上の躍進を目指す。打線は2試合で打率2割4分1厘とやや元気がなかったが、粘り強さを武器にしぶとく勝ち上がりたい。

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