オーケストラ 聴衆を魅了 PMF苫小牧公演、3年ぶり

オーケストラ 聴衆を魅了 PMF苫小牧公演、3年ぶり
美しいハーモニーを響かせる出演者

 国際教育音楽祭PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)オーケストラの苫小牧公演が17日、苫小牧市民会館で開かれた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となり、生のオーケストラ演奏を聴く機会を待ちわびた市民ら約630人が来場。若手音楽家とPMF教授陣による華々しい演奏に酔いしれた。

 世界中の著名なコンサートでタクトを振るドイツ出身のケン=デイビッド・マズアさんを指揮者に迎え、国際オーディションで選抜された音楽家が出演。教授陣やソリストなどを含めた出演者は総勢76人に上った。

 ベートーベン作曲のバイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲ハ長調作品56では、PMF初参加のソリスト3人が協演。妙技を駆使した絶妙なハーモニーで聴衆を魅了した。

 ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの平和を願い、ウクライナの作曲家シルヴェストロフによる讃歌―2001も演奏。会場は静かな祈りに包まれた。

 市内汐見町の自営業田中和幸さん(41)は「生の演奏は迫力が全然違う。若い音楽家のパワーも感じた。このような演奏を苫小牧で聴くことができて本当にうれしい」と話した。娘の紬凪(つむぎ)さん(苫小牧東小2年)は「クラシックのコンサートは初めて。気持ちよくて一瞬、寝そうになった」と笑顔で語った。

 PMFは世界的な指揮者、レナード・バーンスタインが1990年に創設。オーディションを通過した18~29歳の若手音楽家が教授陣の指導を受け、オーケストラを編成。各地で演奏活動を行っている。

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