苫小牧が舞台の漫画「僕だけがいない街」の実写ドラマを手掛けた下山天監督(56)が21日、苫小牧市を訪れ、最新作「アライブフーン」をPRした。同作は民事再生法手続きに入っているスガイディノスの映画館ディノスシネマズ苫小牧(柳町)で29日から公開される。下山監督は「再生の一助になれば」と語った。
アライブフーンは、ドリフトレースをテーマにしたカーアクション映画。俳優の野村周平さんらが主演を務める。CGを一切使わない迫力の映像で、下山監督は「自動車と関わりが深い苫小牧の皆さんにもぜひ鑑賞してもらいたい」と力を込める。
下山監督は2017年に市内をロケ地にドラマ「僕だけがいない街」を撮影。ロケには、とまこまいフィルムコミッション支援協議会が協力した。下山監督は苫小牧について「工場群と大自然の両方があり、これまで撮れなかったようなシーンが撮影できた」と映画ロケ地としての可能性を語った。
ディノスシネマズ苫小牧は運営していたスガイディノスが民事再生法適用を受け、5月下旬から約2週間、休館。下山監督の地元青森市でもシネコンが撤退するなど、映画業界は新型コロナウイルスで大きな打撃を受けた。「映画館は一度無くなってしまうと再生は難しい。(ディノスシネマズ苫小牧には)何とか持ちこたえてほしい」とエールを送る。ディノスシネマズ苫小牧では30日、下山監督の舞台あいさつが行われる予定だ。
















