「北の大地ユースサッカー大会」が７～８月、苫小牧市をメイン会場に開かれる。高校年代のＵ―１６、Ｕ―１８女子、Ｕ―１８の３部門に、道内外から４０チームが出場、熱戦を繰り広げる。皮切りとなるＵ―１６は２６日にスタートする。

　同大会実行委員会（金野彰委員長）の主催。北海道の高校年代のレベルアップと交流、サッカーを通した地域振興などが狙い。涼しい北海道の気候を生かし、道内外の強豪チームを招いて初めて開催される。会場は苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場、苫小牧港開発サッカー場、浜厚真野原公園サッカー場で、来年以降も継続的に開催を検討していくという。

　大会は３部構成。Ｕ―１６（２６～２９日）には、コンサドーレ札幌ユース、暁星国際（千葉）、盛岡中央、学法石川（福島）、旭川実業、札幌創成など１６チームが集結。４チームずつの予選リーグ後、８チームによる決勝トーナメントが行われる。決勝は２９日午前１０時２０分から緑ケ丘公園サッカー場で行われる。

　Ｕ―１８女子（８月４～７日）には１２チームが出場。

文教大付属、大谷室蘭などの道内強豪のほか、全国大会上位常連の常磐木学園（宮城）なども参戦。３グループの予選リーグと決勝トーナメントが行われる。決勝は７日午前１０時２０分から浜厚真野原公園サッカー場。

　Ｕ―１８（８月１６～１９日）は駒大苫小牧、苫小牧中央の地元勢のほか、大谷室蘭、旭川実業、京都橘、帝京長岡（新潟）など１２チームが参戦。３ブロックの予選リーグに続いて、８チームによる決勝トーナメントが行われる。決勝は１９日午前１０時２０分から緑ケ丘公園サッカー場。

　各会場ではコロナ感染対策も徹底。金野実行委員長は「たくさんの方々の支援や協力を受けて、開催の準備が進められたことをうれしく思う。道外のチームには涼しい北海道でいい調整をしてもらい、道内や地元のチームの強化につながる大会にしたい。胆振にはおいしい食べ物もあるので、地域のＰＲにもつなげられる大会にしたい。近隣のサッカーをしている小中学生にもレベルの高い試合を観戦してほしい。浜厚真野原公園サッカー場にはキッチンカーも来るので足を運んでほしい」と話している。